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3月のグローバル為替見通し:米ドル、ユーロ、日本円、豪ドル
Mike Smith
25/2/2026
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3月の外国為替(FX)市場は、月前半に集中するいくつかの重要な経済指標発表によって左右される可能性があります。中国のPMI、オーストラリアのGDP、日本のGDP、そして米連邦準備制度理事会(FRB)の3月会合などが、月を通じてFX市場のセンチメントに影響を与えるでしょう。

クイックファクト

  • 米国の金利見通しは安定しており、CME FedWatchによると、3月のFOMC会合で金利が据え置かれる確率は85%を超えています。
  • 中国のPMI、CPI(消費者物価指数)/PPI(生産者物価指数)、および貿易統計が、月初の地域的なリスクセンチメントを形成する材料となります。
  • オーストラリアでは、GDP、RBA(オーストラリア準備銀行)の政策決定、労働力調査、CPIの発表が重なり、豪ドルにとって重要なイベントが集中する期間となります。
  • 日本のGDPと日本銀行の金融政策決定会合は、国内の利回り再評価や円のボラティリティに影響を与える可能性があります。
  • ユーロ圏のCPI、鉱工業生産、およびECB(欧州中央銀行)の政策決定は、ユーロの安定性を左右する重要な要素です。

米ドル(USD)

主要イベント

  • 非農業部門雇用者数: 3月7日 午前0:30(オーストラリア東部夏時間)
  • 消費者物価指数(CPI): 3月11日 午後11:30(オーストラリア東部夏時間)
  • 小売売上高: 3月17日 午後11:30(オーストラリア東部夏時間)
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)政策決定: 3月19日 午前5:00(オーストラリア東部夏時間)
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)記者会見: 3月19日 午前5時30分(オーストラリア東部夏時間)

注目ポイント

米ドルは引き続き、インフレや労働市場のデータ、およびそれらがFRBの政策金利見通しに与える影響を主な材料として動いています。

CME FedWatchのデータによると、市場は3月のFOMC会合で金利が据え置かれる確率を85%以上と織り込んでいます。これは、市場のポジションが現状の「据え置き」を前提に構築されていることを示唆しており、インフレ指標が予想を上回った場合に期待値が大きく変動するリスクをはらんでいます。

金利据え置きがほぼ織り込まれている現状では、米ドルの方向性は政策決定そのものよりも、インフレの軌道や長期的な政策見通しに左右される可能性が高いでしょう。消費者物価指数(CPI)の上昇や労働市場の底堅さが示されれば、米債利回りの下支え要因となる可能性があります。

注目チャート:米ドル指数(DXY)週足チャート

米ドル指数 | TradingView

ユーロ(EUR)

主要イベント

  • ユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値: 3月3日 午後10時(オーストラリア東部夏時間)
  • ユーロ圏鉱工業生産指数: 3月13日 午後9時(オーストラリア東部夏時間)
  • 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表: 3月20日 午前0時15分(オーストラリア東部夏時間)
  • 欧州中央銀行(ECB)記者会見: 3月20日 午前0時45分(オーストラリア東部夏時間)
  • ユーロ圏フラッシュPMI: 3月24日 午後8時(オーストラリア東部夏時間)

注目ポイント

ユーロの方向性は、インフレの持続性と、成長データが欧州中央銀行(ECB)の政策見通しを安定させるかどうかに引き続き左右されます。

インフレの根強さや経済活動の改善を示すデータは、緩和期待を抑制し、ユーロを支える可能性があります。一方、インフレの鈍化や生産データの弱さは、特に米国のデータが堅調な場合、下押し圧力を再燃させる恐れがあります。

EUR/USDの日足チャートでは、年初の上昇後の調整局面が続いています。短期的なモメンタムは落ち着きを見せていますが、価格は長期的なサポートラインを維持しています。

注目チャート:EUR/USD 日足チャート

EUR/USD 1日足チャート | TradingView

日本円(JPY)

主要イベント

  • 日本GDP(2025年第4四半期、2次速報値): 3月10日 午前10時50分(オーストラリア東部夏時間)
  • 日本銀行金融政策決定会合: 3月18日~19日(オーストラリア東部夏時間)
  • 日本銀行 金融政策決定会合の結果発表: 3月19日(オーストラリア東部夏時間) 

注目ポイント

日本円は、国内の成長データや日本銀行の政策決定に敏感に反応する状況が続いています。利回り見通しや政策正常化に向けたシグナルが、引き続きUSD/JPYやクロス円のボラティリティに影響を与えています。

日銀の金融政策決定会合とその後の発言は、短期的なボラティリティや長期的な金利見通し、ひいては円相場のセンチメントに影響を与える可能性があります。

GDPが堅調に推移したり、政策正常化を裏付けるシグナルが出たりすれば、国内の利回り調整を通じて円の支援材料となるでしょう。一方、慎重なメッセージが示されれば、米ドルや豪ドルに対して金利差が維持される可能性があります。

注目チャート:AUD/JPY 週足チャート

AUD/JPY 1週間チャート | TradingView

豪ドル (AUD)

主要イベント

  • オーストラリア GDP: 3月4日 午前11時30分(オーストラリア東部夏時間)
  • RBA(豪準備銀行)金融政策決定会合: 3月17日 午後2時30分(オーストラリア東部夏時間)
  • 労働力調査: 3月19日 午前11時30分(オーストラリア東部夏時間)
  • 消費者物価指数 (CPI): 3月25日 午前11時30分(オーストラリア東部夏時間) 

注目ポイント

豪ドルは、3月16日〜17日に予定されているRBA会合を中心に、国内の経済指標発表が控えています。成長率、雇用、インフレに関するデータが3週間のうちに集中して発表されるため、ボラティリティが高まる可能性があります。

GDPが堅調、あるいはインフレが根強い場合、政策の慎重姿勢が強まり、豪ドルの支援材料となる可能性があります。逆に、雇用統計やCPIが軟調であれば、利上げ期待が後退し、特に米ドルや円に対して豪ドルの重石となるでしょう。 

月初の中国の経済指標も、地域のセンチメントや豪ドルのような資源国通貨に影響を与える可能性があります。

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